2023年07月28日
今週の注目感染症
第29週(令和5年7月17日~令和5年7月23日)
■ コメント
・第 29 週は、日本紅斑熱とライム病の報告がありました。
どちらの病気も病原体を保有するマダニに咬まれることで感染します。
日本紅斑熱は、頭痛、発熱、倦怠感、発疹等の症状が現れます。
ライム病は、感染初期にマダニに咬まれた部位に発疹が出た後、環状に紅斑が広がる特徴的な症状が現れます。
また、筋肉痛、関節痛、頭痛、発熱、悪寒、倦怠感等の症状を伴うことがあります。
吸血中のマダニを無理に除去するとダニの体の一部が残り、後から炎症や病気を起こす可能性があるので、できるだけ医療機関を受診しましょう。
また、山登りなど草の茂った場所に入る場合は、マダニに咬まれないよう、長袖、長ズボンを着用し、肌の露出を少なくすることが大切です。
・福岡県感染症情報ホームページ では、感染症発生情報、病原体検出情報などがご覧になれます。
【福岡県感染症情報センターより参照】
(令和5年7月27日更新)