2023年04月21日

今週の注目感染症
第15週(令和5年4月10日~令和5年4月16日)

■ コメント
・第 15 週は、RS ウイルス感染症の報告が 185 件ありました。
1 定点医療機関当たりの報告数は 1.54で、先週(0.88・速報値)と比べて約 1.75 倍に増えており、今後の動向に注意が必要です。
RS ウイルス感染症の症状は、軽い風邪様の症状から重い肺炎まで様々です。
2 歳までにほぼ全ての子どもが感染すると言われていますが、初めて感染し、発症した場合は重くなりやすいと言われており、特に乳児期早期(生後数週間~数カ月間)に RS ウイルスに初めて感染した場合は、肺炎等の重篤な症状を引き起こすことがあります。
RS ウイルス感染症の感染経路は、飛沫感染と接触感染ですので、咳などの症状がある年長児や成人は、可能な限り 0 歳児と 1 歳時との接触を避け、接触する際はマスクを着用することが大切です。
また、おもちゃなどの消毒にはアルコール製剤が有効です。

福岡県感染症情報ホームページ では、感染症発生情報、病原体検出情報などがご覧になれます。

【福岡県感染症情報センターより参照】
(令和5年4月21日更新)