2021年01月08日
今週の注目感染症 令和2年第53週(令和2年12月28日~令和3年1月3日)
■ コメント
・第 53 週は医療機関の年末年始の休業期間を含むために、多くの疾患で報告数が減少しています。
・今週はレジオネラ症の報告が2件ありました。
レジオネラ症は、主な病型として、重症の肺炎を引き起こす「レジオネラ肺炎」と、一過性で自然に改善する「ポンティアック熱」が知られています。
入浴施設などでレジオネラ属菌に汚染された水しぶきを吸い込むことで感染して発症します。
人から人へ感染することはありません。
レジオネラ肺炎は、頭痛、食欲不振、筋肉痛などの症状に始まり、38℃以上の高熱、悪寒、呼吸困難などがみられます。
適切な治療がなされなかった場合には急速に症状が進行し、命にかかわることもあります。
高齢者や新生児は肺炎を起こす危険性が通常より高いので、注意が必要です。
症状がある場合は医療機関を受診しましょう。
・福岡県感染症情報ホームページ >>詳細はこちら では、感染症発生情報、病原体検出情報などがご覧になれます。
【福岡県感染症情報センターより参照】
(令和3年1月13日更新)