2022年08月26日
今週の注目感染症
第33週(令和4年8月15日~令和4年8月21日)
・今週は、日本紅斑熱及びライム病の報告が 1 件ずつありました。
どちらの病気も病原体を保有するマダニに咬まれることで感染します。
日本紅斑熱の潜伏期間は 2~8 日で、頭痛、発熱、倦怠感、発疹の症状が現れます。
ライム病の潜伏期間は 3 日~30 日で、感染初期に、マダニに咬まれた部位に赤色の丘疹が出た後、環状に紅斑が広がる特徴的な症状が現れます(遊走性紅斑)。
また、その際に、筋肉痛、関節痛、頭痛、発熱、悪寒、倦怠感などの症状を伴うことがあります。
体の表面で吸血しているマダニを見つけた場合は、自分で取ろうとせず、できるだけ医療機関(皮膚科)を受診しましょう。
また、山登りなど草の茂った場所に入る場合は、マダニに咬まれないよう、長袖、長ズボンを着用し、肌の露出を少なくすることが大切です。
・福岡県感染症情報ホームページ( >>詳細はこちら )では、感染症発生情報、病原体検出情報などがご覧になれます。
【福岡県感染症情報センターより参照】
(令和4年8月26日更新)