2023年09月29日
今週の注目感染症
第38週(令和5年9月18日~令和5年9月24日)
■ コメント
・第 38 週は、多くの定点把握疾患の報告数が前週より減少しています。
・咽頭結膜熱の報告数が多い状況が続いています。
咽頭結膜熱は、発熱(38~39 度)、のどの痛み、結膜炎といった症状が現れる小児に多い疾患です。
感染を予防するために、感染した人との密接な接触は避け(タオルなどは別に使う)、流水と石けんによる手洗いやうがいをしましょう。
特別な治療法はなく、ほとんどが自然に治りますが、吐き気、強い頭痛、激しい咳がある場合は早めに医療機関を受診しましょう。
・梅毒の報告が 13 件ありました。
第 38 週までの累積報告数は 652 件で、昨年同時期(373 件・速報値)より約 1.7 倍多く、過去最高だった昨年度(569 件・速報値)を既に上回っています。
症状や予防法などについての詳細は福岡県 HP【注意!】梅毒の感染者が例年に比べてとても増えています( 症状に関する写真も掲載しています)をご覧ください。
・福岡県感染症情報ホームページでは、感染症発生情報、病原体検出情報などがご覧になれます。
【福岡県感染症情報センターより参照】
(令和5年9月28日更新)